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毎日の思いつき。毎日の発見。毎日の反省。
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たまにサウンドの制作をすると、思い出すことがあります。
今から18年前。
 
ちょうど、ボクが、CMの音楽制作の会社にいたころです。
本当に、短い間しかいなかった(耐えられなかった)のだけれど、
実は、一番良い経験をしたのではないかと思っている。
 
学生の時、APPLEのラジオのCM曲を作らせてもらい、
あまり世の中を知らない(今でもそうだけれど)で
有頂天になり、入社したわけですが、
曲を作る前に、下積みとして提案営業をすることになりました。
かなり大変な経験でした。
(いまでも、それがトラウマで、営業をするのは嫌いですから、
ユードーには営業がいないのです。)
 
当時1人暮らしを始めたボクは、
ダイエーの店内BGMがショボイのが
とても気になっていていた。
 
ちょうど取引先に、
大広(広告代理店)がありまして、
プランナーに、
ここぞとばかりに、
ダイエーのBGMが如何にダサいのか、プレゼンした。
あとになって、酷く怒られたのです。
 
1994年ごろですから、バブルが崩壊。
当時、ダイエーのTVCMが日替わりで、キャベツが58円!
とか、激安さを全面に出して、CMをしていた。
(それも凄いけれど。)
きちんと調査をして教えてくれたのは、
 
安さ、手軽さを売りにしているのに
原盤(実音源)を流したりするのは、商品の価格が高く感じられる。
高級なイメージは必要なくて、安さを全面的に出すので、
チープでもノリの良いBGM。
誰でも知っている楽曲(要するに、ヒット曲のインスト版)ということだった。
イマイチ納得しなかったのですが。
 
同じように、
著名なコピーライターの先生に
サウンドロゴやコピーをお願いしに伺ったのですが、
当時は、短い15秒や30秒の中に
企業名や商品名をひたすら連呼することが
広告効果が高いっと言う時代でした。(多分・・・)
モルツ、モルツ、モルツ、、とか。

けれども、糸井さんや仲畑さんとかの
80年代の西武系広告のように、
日産セフィーロの「くう・ねる・あそぶ」
のように、視聴者に考えてもらえるコピーが良いとリクエストした。
19歳のガキの言うコトがエラそうだった。

滅茶苦茶カンカンになって怒られまして、
プロに、糸井さんとか仲畑さん
って例を出したのが、一層火に油を注いだ。

社長には、自分の意見を貫くことに、
半分褒められつつ、
人には相性があるから、嫌な人とは仕事しなくてよい、ということを教えられた。
 
逆のこともありました。
大手のCM制作で、現場(スタジオ)に入ると
パンや飲み物など買う指示がでた。
ボクは、急いでコンビニへ向かって沢山買った。
滅茶苦茶怒られた。
明治屋(六本木にあるスーパーで、テレ朝スタジオから一番近かった。)
で高級なパンとか、飲み物を買うとか、何故配慮ができないんだ。
一流なミュージシャンに、こんなチープな食べ物だとはって。
買い直しをさせられた。
当時、意味が全く理解ができなくて、本当に困った。
いつも、経費を細かく気にしているのに、おかしいなって。
この思い出は、スタジオに入るたびによみがえる。
 
ということで、最近、ボクは少しずつ、過去のことについて
別の解釈ができてきた。
多少は大人になってきたのかもしれない。
 
スーパーのBGMは、
アプリやサービスのデザインを考えるうえで役に立っている。
難しいことをわかりやすく、
気軽さ、使いやすさを前面に出したり、
大衆っぽい感じにするときには、
先鋭的じゃない方が良い。
ネーミングもおなじく、コピーで、
日本中の多くのヒトが、「斉藤さん」って何?
って、話してくれて、答える人がいる。
「斉藤さん」って、いろいろな人が合算して連呼するたびに、別の人が疑問に感じてくれるわけです。
いろいろ複合技が必要で、これまでの経験が生きている気がします。
 
会社が小さい時から、
大衆にウケるものが作れるのかが重要で。
ボク自身、もっともっとカジュアルに、って思って、
意識的にそういう文化を学ぼうとしていまして、
90年代のゲームクリエイター的でインテリなものを脱し
おもちゃ屋の職人というか、庶民派というか。
カッコ良い よりかは、カッコ悪いコトを目指す。
ドクロ(→ボクも、まわしてるw)をまわさない。
 
でも、よく考えてみれば、これって、ボクが19歳の時にみた、
1994年の大人達と同じことをしている。
そして、ボクたちの領域は、じわじわコモディティ化してきている。
90年代のダイエーを想起させる。
じゃあ、何で競うのか、差異を出すのか。

中二病 あらため、19歳の青年病というのか。
この時の思いが、
すごく強く残っている。

 
ということで、思い出しつつ、
今期は、大きな事業がいくつか動くこともあるし、
余裕のある今だからこそ、転換期と考えて、
日本で一番技術の高い連中で、難しいこと、
未曾有なことにチャレンジして、どんどん格好つけよう!

と伝えたです。
 
時代は繰り返すんだなと。

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