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毎日の思いつき。毎日の発見。毎日の反省。
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先日のAppleの発表会を見ていて、1990年代前半っぽくて
とても懐かしいことと
「良いけれども」、「良くないな」って思いました。

懐かしい、
インターネット登場前夜っぽい感じでして
今の西海岸のベンチャーを真似て、でも国内を対象にしているのに
日本の文化とズレている、
多くのスタートアップに嫌悪感があることも

この1995年前後の、
底が抜けたマルチメディアアーティストだとか、
映像クリエイターとか、
当時のテクノロジーが優先されて、テクノロジーそのものが表現で
ラディカル・・・wだけれども
中身がなくて、
商業的にも作品的にもダメダメなのを見ているからかもしれない。
当時の、3Dでレンダリングして、朝に完了してすごーいって言ってたような
作品、、、
今見たら、習いたての学生が書いたポリゴンの絵じゃないですか。。。
その時代の雰囲気を思い出した。

というのも、Windows95が出る前。

Apple VS Microsoft
Apple VS Google

MACOS VS Windows95
iOS VS Android(オープンソース)

ハードウェア+OS VS Microsoft、世界中のサプライヤー
東アジア  VS 北米

こんな感じ。

ジョンスカリーからアメリオCEOまでの時期
1992 - 1997年ぐらいですけれども、

車が買えるようなMacintoshなイメージがあったわけですが、

Macintosh Classicがリリースされて、
LCという、教育機関、エントリーモデルを増やし
(iPhone5と5Cみたいな。)
そして、台湾や日本のメーカーから互換機がリリースされるという、
拡大を続けていました。

ボクみたいな音楽を作ったり、
デザインなどの専門職、そしてギークなオタクは
ハイエンドモデルを購入して、
また、NEWTONという、PDAも売れなかったけれども
PowerBook2400とか、
熱狂的な人が支持をして、彼らに取って
満足するモノを作ってくれました。

ボクもPowerBook2400は3台、多分100万円以上コレクションしました。

Nu-BusやEtherNetなど、先進性とVisualインターフェイスのOSがウリで
PCもようやく普及しだした時期
当時の先鋭的で、物好きはMacを購入したものです。

そして、CD-ROMっていう、
マルチメディアブームで
インテリな人たちが、面白くもないものを
インテリっぽく、真剣に作り、
また、インターネット黎明期ということもあり
バブル崩壊後でありながら、何故かこのあたり盛り上がりました。

一方、ライセンスも何もない、DOS/V互換機がアジアを中心に
もの凄い価格で販売されていきまして、
Windows95で爆発したわけです。

だから、今回のAppleの発表は、
ボクみたいな、おっさんとかギークな人
インテリは喜ぶわけですが、
(まあ、90年代も、学生運動に参加していたような、
そっちよりっぽいおじさんが喜んでいたわけですが、
日本はAppleにとって一番のマーケットで日本だけだったわけです。)

その後、
ボクは、1998年にはじめてニューヨークへ行き
Macworldが開催されていたのに、
Macがどこにも売っていないことに驚いた。
DOS/Vだらけ。

今回のAppleの発表は面白かったと思っていて
この95年ぐらいを思い出したからで、
その一方で
天の邪鬼なのは、ボクみたいなおじさんが
良かったって思ったら、終わりなのではと。
この時代の恥ずかしさを知っているから。

Appleは大好きだけれども、

Apple Watchも、ボクは欲しいと思ったけれども、
ボクが欲しいと思うモノは、それは
少数派のインテリオタクおっさんであり、
Samsungだって、LGだって

プロダクトと同じぐらい、人を引き出す演出。
生活のなかのプロダクト。
もう、AppleもSamsungも同じ土俵にたってしまっている。

今回、イベントで
U2がライブをした次点で、すっかり魅了されたわけで
ボクは、何故か家のモニターで記念写真を撮ったわけだけれども、
そのような、ボクのような80年代な人は喜ぶから、もっとダメなのだ。

ミュージシャンやアーティストが使う
OS7-9のMACな時代とまるで変わらないなと。

Apple Watchの洗練されたデザインも
世界中の若い人には、
おじさん臭いというか、刺さらないというか、
インテリクサくて恥ずかしいと思う。

Apple好きなのライターさんも、Apple好きなジャーナリストさんも
マニアだから
称賛するし、そういったAppleの本を書く人も
中年、高齢化していて、世の中と相当ずれているか、気が付かない。
90年代当時も、そういうApple絶対主義なボクみたいな人がいたし。

相当ズレるわけです。

ちなみに、中国は、Androidが60ドルぐらいで普通にあるし、
先駆けだった、韓国のSamsungも、台湾のHTCだって疲弊しだしている。



1
997年ぐらいのDOS/Vと一緒で、
もう、デバイスは道具みたいなもので、性能が良ければどうでも良いんだ。

もちろん、ターゲットを豊かな国だったり、
世界中の先鋭的なファンに向けるのは分かるのだけれども、

Androidの、もっとグローバルな、、、
漁師をしているけれども、字が書けない、
読めない人、識字率の低い国やエリアを対象にしたり

そのために、なぜか、
コンパス機能とともに音声認識が当たり前だったり、
世界的な目線が必要なのではって思います。
Androidの低価格機に僕らは魅力的に思わないかもしれない。

10$PCのように、どこかの財団やギークな人々が
ファッションで貧困国に販売をするプロジェクトにすると
大騒ぎをする。
けれども、実際は、
上記の中国通販のAndroidのように、たとえ
バッテリーやら電源がひどい作りでも
Bluetoothが実装されていなくても
60ドルのAndroidでさまざまな国の人が使えるようになる。
(もっとも、通信インフラコストが問題だけれども)

僕らは、iPhoneでも、GalaxyでもXperiaでも
その割賦払い一回のコストでスマホが買えるのであれば
これからの国の子供たちが豊かになるし、
知識も学習にも効果的だと思う。

最近、教育のアプリとか、これも話題になるけれども、
先進国の子供に向けた、誰にでも考えられるような
これもまた、資金調達の対象になるようなことじゃなくて、
Androidによって、
世界中の子供の知的好奇心をくすぐり
それで知力の向上やコミュニティが発展したらよいなって考える。

せっかく”U2”も参加して、かっこいいアップルのブランドを作るのであれば、
アパレル的なブランディングじゃなくて、
こういった、新興国に対するビジョンじゃないかなって
思う。

話が戻ると、
1990年代後半、iMac前に
スティーブジョブスは、iCEOで
Think Differrentだったり、
インターネットに僅か、数分でアクセスできる。
カラフルでお洒落(インテリではない)な筐体をリリースして
そして、iPodに向かうわけですが
それは、ゴージャスとか、セレブではなくて、
カジュアルで、クラフトだったはず。

というわけで、
Appleも、もっと人間的で
(今回のHealthKitとかあるけれども、、、)
時代を読めなくなりつつある、任天堂を超えるような
グローバルな
ゲームとか、教育、エンタメに進むべきではって思うんですよ。
クリエイティブで、創造的で、人が主役で、世界目線だと。。

それに対して、小さな
ボクの会社、ユードーも
アプリは手段になりつつあって、
その先の人をつなぐための、そしてユードーするために
仕掛けをやりたくて、その手段がボクらの技術なのです。

だから、新しいAPIを入れるとか、
サーバーの技術や、最近の手法は何とか、
ハードを作るとか、
とても重要だけれども、それは手段に過ぎなくて、

ボクらが作ったもので、喜んだり
悲しんだり、そういったユーザー=人も含めた
社会を作ることが、次のクリエイター、
企業じゃないかって思うんですよね。

作り手志向ではなくて、
ユーザー目線であるのだけれども、そのユーザーも
クリエイターの作品なり事業の中にいて
世界を作るコトなのではと考えている。

ボクは当時、20前後で
アーティストになりたかったけれども、
ゲーム会社の社員で音楽を作っていて
一方で、DJとかアーティストで成功した人を羨ましいと思っていた。

けれども、ゲームの市場はこの時期に拡大して
昨日まで、近所の居酒屋で飲んでいた
ゲーム開発者は、一夜にクリエイターになってしまったわけですが
今考えると、作ったものが、結果ビジネスになったことと
同じかそれ以上に、自分の頭から出たモノが
世界中のファンに遊ばれていることが嬉しくて
それが原点になっている。

だから、自分が良ければ
とか、凄いテクノロジーで、突っ走るの、とか
底が抜けたインテリっぽいアーティストは嫌だなって思う。

ボクは、90年代を経てきているので、
今、ITの世界で、根っこの理念や思想が何もないのに、
ブランドをコテコテつけて、とにかくすごい(斬新奇抜)ことをして、
うまくプロモートっていう、手法が90年代的で本当に嫌で。

Appleもジョブス亡き後に、
イヴサンローランやら異業種のスペシャリストを招き入れたり
U2が登場したり、
何か、ブランドをコラージュしているというか、
ブランドサンプリングしているだけじゃないかって思う。

それよりも、
世界中の様々な民族、宗教、地域、国の人たちに向けた
生活を豊かにするもの。
ジョブスが願うことは、そこじゃないかって。
紛争地帯、戦闘地域で逃げ惑う人も、
テロリストもスマホを使うわけです。

再来週、サンフランシスコに行くのだけれども、もうちょっと遠征をして学んでこようと思っている。

というわけで、20年前と今が一緒になって
文体も前後関係もごちゃごちゃしていますが、
取り留めなく思いを書いてみた。

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