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iTunesストアがオープンして10周年
10年早いですね、、、音楽の歴史をかえるぐらいの出来事だと考えています。

iPodによって、mp3プレイヤーの音質は飛躍的に伸びました。
それでも、多くの人は気がついていないのですが
90年代のポータブルCDの時代と比べて、未だに超えていないのですよ。

■iPodがヒスノイズを絶滅させた。
iPod以前にもRioといって、MP3プレイヤーがありました。
音が酷くて、
何しろ、音を出すD/Aが酷かったので、マニア(ボクも)は改造しましたけれども。
iPodは凄い。ボリュームあげても
「スー」ってノイズが聞こえないじゃないですか。
だから、iPod登場前、後で、世界のオーディオで何が変わったかというと、
ヒスノイズが少なくなった、無くなったってことだと思います。
世界のオーディオから、ヒスノイズを絶滅させたのですね。

■もとが悪いことに気がついていない。
けれども、先述のブログじゃないですけれども、
音にこだわる人が増えて、
昔のオーディオブームに近いことにもなってくる予感があります。

でも、ヘッドフォンを変えても、
ヘッドフォンアンプを変えても。
大本のソースが悪いのでそれ以上にならないのですよ。
見直した方が良くて
リッピングの設定を、結構気にしない人が多いのです。
お金かからないので、やった方が良いです。

CDからリッピングする時には、WAVを選んで
iTunes→環境設定→CD読み込み設定で
WAVエンコーダにすることの方が大事ですね。
容量は大きくなりますが、飛躍的に音質が変わります。

で、ボクは、曲はiTunesではかわないです。(Appleさんすみません。)
CDを買います。
CDの音質を、iTunesは超えていないのです。
かなり圧縮されたサウンドを販売しているわけです。

■とはいえ、サウンドはこだわりだすと、神経質になる。
オーディオメーカーの方やオーディオ評論家の人と話をしていて
なぜ、ミュージシャンって、
オーディオがいい加減なのかって、質問されました。
ミュージシャンと対談したり、モニターしてもらうと、
こだわりが少なかっただったらしいのです。

ボクも今、あまり音楽作らないし、ヘタレじゃないですか。
で、当時を考えると、そのとおりです。
それは、いつもスタジオで素のサウンドを聴けたし、
鳴っている音が適当に聴ければ、頭の中で補完していたのですね。
そして、いつもサウンドに向き合っていたので、
プライベートでもこだわると、疲れるだけだと。
なので、
やり始めると、ケーブルやiPodのD/A(デジタルをアナログに変換するパーツ)
まで気になりそうなので、疲れてしまうので自己規制しています。」
モンスターケーブルってやつ。
あと、1m1万円とかのデジタルケーブルとか、電源ケーブルとか
気が狂いそうになりますが、一時期もってました。
波形を記録して調べたのですが、ある程度までは変わります。
人によっては、ハードディスクで音が変わるとか、
UNDOすると劣化するとか、
いろいろありますが、オカルトになるので、気をつけましょう。


■スタジオの音に近づけて欲しい
CDの音質を忘れたかのように、
みんな、圧縮されたサウンドを当たり前に聴いてしまっていて
心配にはなります。
アナログ時代と比べると、平均的な音はグンと伸びているんですけれども、
データが落ちてしまっているので、スカスカなのです。
さらに、スタジオでの出音を聴くと、
CDよりも、もっといい音なんですから。
なので、圧縮せずに、
スタジオに出来るだけ近い、96khzの音源を販売してほしいって思います。

でも、重要なのは、
みんな、聴いている音を
いじりたいんじゃないかって考えているんですよ。
いじる手段とか、いじりかたがわからない。
くどいようですが、「いじる」を提供しようかなと。

■J-WAVEの音と、NHK-FMの音
いじる、つまり正直な音だけが良いってわけじゃないのですが、

実は、サウンドの美学、センスって時代で変わっていまして、
80年代は、リバーブ(残響)がてんこ盛りなじだいで。
90年代は、Hiphopあたりの影響で、HI-FIから、LOFIになり、つぶす時代になり。
2000年代は、mp3やヘッドフォンを意識したミックスになり。
結局、素の音をいじる(加工)しているのですよ。

よく、B&OやJ-WAVEが音が良いって言う人っているじゃないですか。
あれは、騙されていて(騙してはいないんですけれども)
音を潰して、言い方を変えれば、HIFIじゃなくしているんですね。
B&Oだって、薄い筐体で、空気が入る容積が小さくて、
いい音が出るわけないのですから。

でも、面白いのは、多くの人はそれでも聴きやすかったりするのです。

なぜかというのは、音量は一緒なのですが、
サウンドの高低のトゲトゲを潰して音圧をあげることをしています。
よく、TV-CMが音量大きくなるという問題は、このせいだったりします。

NHK-FMの方が、本当は正直なのです。

■90年代のHIPHOP/R&B
J-WAVEみたいに、音をいじるおもしろさもありまして、
90年代、ローファイブームで、
今でも、ミックステープでも、「カセットテープ」じゃなですか。
音質が悪いけれども、個性があって
わざと、ザラザラにしたり、昔の機材の質感にして
あのサウンドになったのです。

ボクも、今となっては、道楽ですけれども、
真空管のコンプレッサーというもの。
楽器も、AKAIのS-900とかMPC-3000ぐらいで
Emulatorとか、マニアックなものを結構持っています。
贅沢なもので、ヴィンテージなのですが、これらの機材って
劣化させること(発売当時はそんなつもりは無かったのでしょうけれども、)
で空間が出来上がるのです。

ちなみに、最近、
国産で音作りできる楽器、ガジェットありますけれども、
やっぱり、量産メーカーが作ると、音がショボいなって思いますけれども。

■個人がマスタリングできないのか。
ということで、音源は正直で、良いことに違いないのですが、

J-WAVEのように、加工されたサウンドの方が
耳障りが良いこともある。

むしろ、リスナーが加工できないかって考えて、
今開発中のプレイヤーの機能をチューニングしてます。
時代ごとに、ジャンルごとに沢山聴いて
夜中、誰もいないところで、爆音で設定しています。


※プリセット(サウンド設定)を作っていまして、テスト的にたくさんの既存曲でチューニングしています。
映像と音が汚くてすみません。

これまでの音楽プレイヤーって、イコライザーしか無いのですが、
ボクらは、コンプレッサーや、リバーブ、フィルター、エンハンサーという
ファイナライズ(サウンドの最後に処理すること)を
実装しています。
音楽制作(DTM)では、当たり前に普及しているのですが。
そして、真空管の感じとか、カセットテープの
つぶれた感じに出来ないかって、チャレンジしています。
Hall&OatesのPrivateEyesとか、当時のサウンドなのですが、
音が細いのです。
コンプレッサーをかけると、今時になるのですね。
良いか悪いかは別にして。

多くの人に、
スタジオのエンジニアさんの作業をしていただくわけです。
遊びでも、適当にいじることで、J-WAVEだったり、
AMラジオだったり、ライブハウスなどの
雰囲気になる。
そういうことを、実感してほしいわけです。
イコライザーじゃない、
音の加工や処理を、多くの人に分かってもらいたい。
逆に、この機能をオーディオプレイヤーに
実装するのはチャンスだと思います。
(家電メーカーさん!)

でも、J-WAVEがきっとチャレンジだったと思うのですが、
リスナーがサウンドをいじってしまう、領域を
ボクらは手を出した。
もしかしたら、初めてってことなのです。
そして、そのサウンドを曲とに共有する目標もあり、
マニアックだと思いますが、
10年後には当たり前になっているに、違いありません。

あと、ボクらは世界で真っ先に進みたいのは、
これをブラウザでやりたいのですね。
HTML5とか、そんなんじゃなくて
サーバーで処理するとか。
天の邪鬼なので、昔、楽器アプリをやっていた時のように、
楽器メーカーさんや、クリエイターなど、
みんながやり始めたら、当たり前になるので、
やめて先に進もうと。

ということで、楽しみながら徹夜しています。

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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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