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ヨーロッパから帰国してから、半月経ちました

現地で誰かと何かする際、重要なことって、コトバを超えて、ビジネスでもクリエイティブなことでも、お互いのピュアなことで信頼をしてもらえる、と思います。
国や文化が違っても。
 
ピュアというのは、ココロが見透かされるようで、恥ずかしくもあるのですが、ヒトの根源だったりします。
ボクの場合、さらに集合体やら組織になっていくので、その純粋な原石って磨いていかないといけないし、不純物が混ざると一気に崩れていく怖さも感じています。

以前と比べると、会社組織が大きくなり、自分の立ち位置が異なってきました。そこで、整理整頓だとか、挨拶をしろとか、そのような細かいことを伝えるよりも(そんなこと絶対に言わないけどw)、思想的なことを伝えるようになるし、そこが重要になってきます。そうすると、自分自身にとって当たり前すぎる、ピュアという観念的なことを、言語化して表出しなくてはいけないわけです。
実は、これが一番苦手です。

昔、会社員時代に、「社長って、大きなこと言って、わけが分からないや、現場は大変なんだからさぁ、」なんて思ったことがありましたが、最近良くわかってきました。
そうすると、先述の観念的なことを言語化する作業がとても大変なのですが、ボクがピュアに正しいと思うこと、違和感あることとか、日頃の事象に対してハナシをしていかないといけないのです。
 
具体的には
・いつも何か引っかかる、気になる
・重要だと真剣に考える
ってことです。
 
■質の高いサービス
先日、ユーザーサポートの話になりました。丁寧な対応は重要で、全体的な品質に繋がる。でも、純粋に、もっと重要なことを伝えたいことに気が付いた。

・現場以上に、ユーザーからファンタジーに思って貰っていること。
・製品に自信を持っていること。御用聞きだけではいけないこと。

世界観やブランド感を持ったサービスの場合、ユーザーにとっては憧れであったり、異次元な世界だったりするわけです。現場は、連日連夜汗まみれなのですが。
あまり、良い例ではないかもしれませんが、ボクの場合(鉄ちゃんということを前提に)「JR、遅延しやがってバカヤロー」って怒ったりするじゃないですか。でも、もしブルートレインの運転士さんがその前に降りてきて、「すみません」なんて言われたら、舞い上がってしまうわけです。でも、その憧れの運転士さんが、フレンドリーすぎて、分かりすぎても幻滅してしまうわけです。

後者は、ユーザーの意見は、実は直接的ではないことが多い。なので、全て取り入れることが正しいとは限らない。例えば、アップル製品の場合、ユーザーの意見をあえて取り入れないことにより、ストレスを与えておき、それが限界点に達しそうになるとバージョンアップで実現し、ユーザーから物凄く絶賛されることがある。
 
実はあらかじめ用意しておいたのに。ポイントは、そのストレスがあっても欲しいと思ってもらうことだったりします。

ボクが凄いなと思うのは、スターバックスコーヒーの場合ですが、アルバイトスタッフも、スタバが好きで品質に自信をもって接客をしています。
  そのスタバの雰囲気っていうのは、世界共通でお客さんにに強く伝わるものなのです。(マクドナルドのスマイルは日本だけだと思うけど、、、)
スタバは、コーヒーというモノをだすところ。
それなのに、空間やスタッフという、モノの質以外の価値を出している。

それならば、いっそうソフトウェアやアプリケーション、ゲームなど、クリエイティブ(無形)で、人が価値を決めるものって、お客様は神様的な御用聞き、それだけじゃダメなんだと思います。


■何か引っかかる。
 
物凄い気になって、帰宅してからも収まりつかなかったので、直ぐに連絡したこともあります。
ゲーム開発の初期って、チーム全員で考え、プレイをして作っていくものです。もちろん、プランナーやディレクターが主導となるわけですが、仕様に矛盾があったり、大きく破たんしていることに気が付かないまま進むことも多々ありまして、実は、プログラマが一番最初に発見できたりします。
連日、夜通しプロジェクトを頑張っているんだけれど、どうも気になっていた。
ゲームを遊ばず、企画を理解していないで作っている人がいるんじゃないか?

例えば、ユードーのMatrixMusicPadや、PianoMan、Sferaとか小規模なアプリって、企画を考えてプログラマとデザイナに渡せば、作れてしまったわけです。さらには、仕様がまとまっていなくてもプログラマが勝手に追加して、勢いで作ることもあり、それが文化になった。

それが、最近沢山のプロジェクトで、分業化されてこのノリが無くなってきたように思いまして、緊急でお達しをしたのです。
自分の領域以外は関係がない、という単純労働だったら社内じゃなくても良いわけなのです。
もし、この傾向が続くようだったら、ユードーらしくないということになるので、人員を削減、業務も減らし、元に戻すぐらいの強い覚悟でいます。

っと2例をあげてみました。

■ピュアなことって、正解なのか?

自分のピュアなところを基準にして、何か気になる、違うという箇所を細かくピックアップして解決をしないと、そのモヤモヤが積もっていくわけです。
さらに組織になると、何が正しいのか、憲法がないまま滅茶苦茶になってしまう。

なので、
・自分のピュアなところを正直に認める。
・きちんと人に伝える。
です。

でも、ピュアなところって、正しいのか?っていうと、ボクには、宗教も何もないので、37年間の自分を生き方を信じるってコトなのです。多分。
自分を信じるためには、相対的に比べないといけないので、そのためにも、素晴らしい人たちやリスペクトできる人たちに出会うってことなんでしょうけど。

ボクは、経営とクリエイティブを両方やっています。
双方に、ボクなりのピュアなことって、いくつかあるのですが、最近、前者の方が強くなってしまって、良くないなと思います。
クリエイティブ、創造性については、また書こうと思います。

あ、もうそろそろ、ボクが書きました本が出ます。
時期がはっきりしたら、お知らせします。

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